ドライフラワーといえば生花と違い「枯れない花」、というイメージがありますが、
「実際いつまで飾っていいの?」
「寿命はあるの?」
と疑問にもつ方も多いと思います。
今回はそんな疑問に、東京銀座・有楽町に店舗を構えるドライフラワー専門店のCalon DRY FLOWERがお答えしていきます。
この春ドライフラワーをもらったという方や、
気分転換でお部屋にドライフラワーを置いてみたいという方の参考になれば嬉しいです。
ドライフラワーの日持ちは環境に大きく左右される部分はございますが、高温多湿と直射日光を避けていただければ2~3年は楽しむことができます。
数か月と言われることもありますが、それは色落ちが始まっていない、購入時の状態で保たれる期間です。
ドライフラワーは時間の経過とともに変化していく色合いも魅力のひとつになっていますので、その期間も楽しむという考えでは長く飾っておいても問題ありません。
保管状況や品種によりますが、約1年経つ頃から色落ちが始まり、2〜3年かけて色が落ちていきます。
ドライフラワーにおいては、ドライローズ、スターチスの茎部分などは色の変化が早いです。
プリザーブドフラワーは一度花の色を抜いてから着色しなおしているため、色もち自体はナチュラルドライよりも長いです。
また、近年は「カラードライフラワー」といって、ドライフラワーの状態から直接色を乗せているものや、脱色のみを行ったドライフラワーなど、製法が多様化した新ジャンルも確立されています。
カラードライフラワーはナチュラルなドライフラワーより色持ちが断然よく、3年経っても色は残ります。(管理は必要)
枯れない花と言われるドライフラワーですが、部屋のインテリアに馴染まなくなったタイミングや、飽きてきた時が替え時です。
明確に寿命といわれるタイミングはありませんので、色が落ちていくのを楽しみながらずっと残し続けるのも良いですし、気分と共に替えてみるのも良しです。
ただ、埃がついてきたり、ばらばらと花弁が割れてしまう状態になると管理や掃除も大変になりますので、そのタイミングで変えていただく方が良いかと思います。
替え時を過ぎても飾り続けて問題はありませんが、環境によっては虫の発生原因になる可能性もあるので、無期限に飾り続けるよりは定期的な買い替えをおすすめします。
【直射日光】と【高温多湿】を避けること。特に湿度に気を付けることがとても重要です。
ドライフラワーは湿度の高低差のある所で何度も湿度変化を与えると、色褪せが非常に早くなります。
特に梅雨の時期はドライフラワーにとって大敵な季節となるので要注意です。
ドライフラワーにとっての理想の湿度は40%程度です。人間の快適湿度は60%程度といわれているので、快適な湿度を我慢するほどではないかもしれないですが、なるべく湿気が籠らない、風通しの良い場所で飾ってあげましょう。
置き場所としては、窓がある廊下や、風が良く通るお部屋がおすすめです。
また、ホコリが花に付いたままだと、湿度によりドライフラワーの脱色要因となる可能性がありますので、ホコリは定期的にふき取るようにしましょう。
保存・保管する際は、段ボールに入れて光が入らない状態にしておくのがおすすめです。
ドライフラワーを段ボールに入れたあとは、ある程度風通しのある場所や、倉庫などの温度変化の少ない場所に保管しておきましょう。
ドライフラワーは生花と違い、そこまで手入れに気を遣う必要はありません。
しかしながら前述のとおり、溜まったホコリが湿度を帯びてドライフラワー自体に退色原因を与えることにもなりかねないため、ホコリが溜まったらふき取る程度は行いましょう。
透明なガラスの中にドライフラワーを閉じ込めた「フレームフラワー」等のアイテムなら、手入れも簡単なのでおすすめです。
ごみの分別としては、一般の燃えるゴミで問題ありません。
そのまま捨てても大丈夫ですが、花がぽろぽろと切れてしまったり、中身が見えないようにしたい場合は、新聞紙などの紙に包んで捨てるのが良いと思います。
枝が長くゴミ袋を貫いてしまいそうな場合も、枝を切るなどし、捨てやすい状態にしましょう。
今回はドライフラワーの替え時や、長持ちさせるコツなどをご紹介いたしました。
せっかくギフトとしてもらったドライフラワー、
自分のご褒美に買ったドライフラワーは長く飾りたいですよね。
とにかく湿気に気を付けながら、綺麗なドライフラワーを保っていきましょう!
Calon DRY FLOWERの銀座本店では、インテリアにおすすめのパンパスグラスなども取り扱っております。
この春、気分転換をしたい方や、引っ越しをする方におすすめしたいアイテムです。
ご興味のある方は、是非一度ご来店くださいませ。