結婚式の準備は、ふたりの想いをひとつひとつ丁寧に形にしていく時間です。その中でも、式を彩る花々は特に思い出深い存在。近年では、生花に加えて「ドライフラワー」を選ぶカップルも増えており、温かみと上品さを兼ね備えたその魅力が注目されています。
この記事では、ドライフラワーの特徴やウェディングでの具体的な活用アイデア、式のあとも楽しめる保存方法などについて、わかりやすくご紹介します。
ドライフラワーは、生花にはない落ち着いた色合いと独特の質感が魅力です。ナチュラルでありながらも洗練された印象を与え、クラシックな会場やガーデンウェディングなど、さまざまな雰囲気の中に自然と溶け込みます。
また、「枯れない花」として記憶に残すことができる点も、結婚式との相性が良い理由のひとつです。式の一日だけでなく、その後の生活の中でもふたりの思い出をそっと彩ってくれます。
ドライフラワーのブーケには、いくつかの定番スタイルがあります。たとえば:
・クラッチブーケ:自然に束ねたナチュラルな印象で、ユーカリやミモザといった軽やかな素材が人気です。カジュアルな雰囲気に。
・リースブーケ:円形のデザインで可憐な印象に仕上がります。スターチスやラグラスなど柔らかな花材が合います。
・キャスケードブーケ:垂れ下がるシルエットでエレガントな印象に。パンパスグラスやアジサイなどを取り入れると動きが出ます。
それぞれの形が持つ意味や印象をふまえ、会場や衣装に合わせて選ぶのがおすすめです。
ブーケに使った花材は、ヘアアクセサリーやブートニアにも応用できます。全体に統一感が生まれ、「ふたりでひとつ」というメッセージもさりげなく伝えられます。
さらに、リングピローやウェルカムスペースの飾りにもドライフラワーを取り入れることで、式全体にストーリー性が生まれます。木製フレームやガラスケースなどと組み合わせると、ナチュラルで上品な印象に仕上がります。
ドライフラワーはそのまま飾るだけでなく、ガラスケースに入れて保存したり、フォトフレームにアレンジしたりと、式後の楽しみ方も豊富です。日常の中にさりげなく思い出を取り入れることで、「あの日」の記憶がふとした瞬間に蘇ります。
また、ミニブーケをプチギフトとしてゲストに贈れば、式の感動を一緒に分かち合うことができます。
湿気や直射日光に弱いため、ドライフラワーは保管や飾る場所に注意が必要です。乾燥剤と一緒に保存したり、色あせを防ぐために日陰に飾ったりと、少しの工夫で美しさを長く保つことができます。
ワイヤーで補強しておくと扱いやすくなり、式当日にも安心して使用できます。
A. はい、適しています。特に前撮りや海外ウェディング、ナチュラルテイストの式に人気です。生花に比べて軽く、耐久性があり、思い出として残すことができます。
A.
・ユーカリ:形が整っており、ナチュラルでスタイリッシュ。香りも爽やか。
・スターチス:発色が良く、色持ちも抜群。アクセントカラーに。
・ラグラス:ふんわりとした質感が可愛らしく、柔らかい印象に。
A. 注意が必要です。湿気はカビや変色の原因になるため、前日まで密閉容器で乾燥剤と一緒に保管するのがおすすめです。
A.
ガラスドームやボックスフレームに入れて飾ると見栄えが良く、傷みにくいです。
日差しと湿気を避けることで、色あせや劣化を抑えられます。
A.
・ブートニアやヘアピースとして、統一感あるコーディネートが可能。
・ウェルカムスペースの装飾に使うと、世界観を演出できます。
・プチギフトに小さなドライミニブーケを添えるのも人気です。
ドライフラワーは、一日限りの華やかさだけでなく、時を超えてふたりの物語を見守ってくれる存在です。自分たちらしい式を大切にしたい方、思い出を日々の暮らしに取り入れたい方にとって、最適な選択肢といえるでしょう。
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