家に帰ってきた時に最初に目に入るのが玄関。そんな限られた空間で季節感やこだわりが表現された玄関を見ると、より自宅に愛着が湧きますよね。
なかでも「ドライフラワー」は玄関アレンジとしても人気です。ナチュラルであたたかみがあり、長く楽しめるので日常のインテリアに取り入れられています。
この記事では、玄関に飾るドライフラワーの魅力と、おしゃれに見せるためのコツ、そしておすすめのアレンジをご紹介します。
1.長持ちする:水替えや手入れの手間が少なく、数ヶ月から1年以上楽しめるのが魅力。忙しい方にもぴったりです。
2.季節感を出しやすい:秋冬はシックな色合い、春夏は淡い色合いなど、季節ごとのムードを反映させやすいのもポイント。
3.場所を取らない:壁掛けやドア飾りにできるので、省スペースな玄関でも気軽に取り入れられます。
4.ナチュラルな風合いや変化も楽しめる:近年は造花も人気ですが、ドライフラワーは乾燥させた自然素材のため、よりナチュラルな風合いや見た目の変化を楽しめます。
玄関は「気の入り口」であるため、ドライフラワーを置くのは風水的に良くないと聞いたことがある方もいるかもしれません。確かに風水では、ドライフラワーは「枯れた花」と捉えられることがあり、運気を下げるという考え方が一部にあります。
ただし、最近では飾り方に気を付ければ必ずしも「NG」ではないという見方も広がっているんです。
・埃や汚れを溜めないこと:こまめに掃除をして清潔に保てば、マイナスの気を呼び込む心配は少なくなります。パラパラと崩れるまで劣化した際は交換するようにしてください。
・明るい色や好きな花を選ぶこと:見ていて心地よい・元気が出る色合いなら、むしろポジティブなエネルギーを与えてくれます。明るい色や好きな花を選んで陰陽のバランスをとりましょう。
・風通しの良い場所に飾ること:玄関がじめっとしている場合は除湿剤やサーキュレーターで風通しを良くしてあげましょう。風水的にも「空気の流れが良いこと」は運気アップにつながるとされています。
飾り方を押さえれば、必ずしも運気が下がるという訳ではありません。明るい色や好きな花を選んで自分好みの空間を作りましょう。
玄関は小さな空間だからこそ、色数を絞るのがポイント。
例)
ナチュラルで明るい雰囲気 → ベージュ・ホワイト・グリーン
落ち着いた大人っぽい雰囲気 → ブラウン・ボルドー・グレー
季節感を出したい → 秋はオレンジやイエロー、冬はレッドやゴールド
春はミモザ、秋はパンパスなど、花材の質感や色合いを変えると一年を通して楽しめます。
大きなスワッグは壁面に、小ぶりのリースはドアやシューズボックスの上に。場所に合った大きさを選ぶと、圧迫感なくおしゃれに飾れます。
定番人気のリースは、玄関ドアや壁にかけるだけで一気に華やかに。丸い形は「永遠」や「円満」を意味し、縁起の良いアイテムとしても愛されています。
例)
ナチュラルリース:ユーカリやパンパスグラスなどグリーン系で爽やかに。
季節のリース:秋はオレンジや赤の花材、冬は松ぼっくりや木の実を取り入れて季節感を。
花束を逆さに吊るしたような形のスワッグは、今もっとも人気の高い玄関インテリア。縦のラインが空間をすっきり見せ、ナチュラルでスタイリッシュな印象を与えます。
例)
シンプルなユーカリ×小花の組み合わせは、どんな玄関にも馴染みます。
ボリュームのあるスワッグは、ハロウィンやクリスマスのデコレーションにもおすすめ。
年末年始に人気が高まるのが、ドライフラワーをあしらった「しめ縄」。
伝統的なしめ縄に、ドライフラワーやプリザーブドフラワーを組み合わせることで、モダンでおしゃれな雰囲気に仕上がります。いつものしめ縄とちょっと雰囲気を変えたい方におすすめです。
・春:ミモザのリースや明るいパステルカラーのリース
・夏:ホワイト×グリーンの爽やかなリース
・秋:オレンジやブラウンを基調にしたリースやスワッグ
・冬:赤やゴールドを取り入れた華やかなリースやしめ縄
季節ごとにドライフラワーを掛け替えることで、玄関の印象を簡単に変えられます。
玄関は「家の顔」とも言える大切な場所。そこにドライフラワーを飾ると、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
季節や好みに合わせてアイテムを選べば、毎日の「ただいま」がもっと楽しみになるかもしれません。
今年はぜひ、玄関にドライフラワーを取り入れてみませんか?